「鈍牛倶楽部(どんぎゅうくらぶ)」は、東京都渋谷区に所在を置く芸能事務所で、1977年設立と歴史ある事務所です。
会社のネーミングからしても異色を感じさせますが、所属タレントを見ても異色を放つ個性派揃いと定評があります。
まずは所属タレントを紹介します。

岩松了
大森博史
オダギリジョー
尾上寛之
串田和美
小林稔侍
小林竜樹
清水優
田中哲司
永岡佑
橋本一郎
裵ジョンミョン
堀部圭亮
光石研
間瀬奈都美
西田尚美

役者は良く誇張されて芸人などにモノマネをされますが、ここ鈍牛倶楽部の所属しているタレントの中にモノマネをされている役者がいるか?と問うと答えが出てきます。人には真似が出来ないほどの個性。あえて言うならアクがある役者。異色を感じさせる役者が揃っているのが鈍牛倶楽部の強味です。
名前を挙げただけでは代表作が見えてこない。しかしながら、アクがあるせいか作品にしっかりと爪痕を残す事務所です。
それを象徴しているかのように所属タレント光石研は、1982年から現在までに毎年ドラマに出演して、同じく小林稔侍も1967年の映画出演より現在に至るまで毎年映画やドラマに出つづけています。

所属タレントでは極めて女優が少ない事務所ではありますが、その中でも目立っているのが西田尚美。透明感と自然体な雰囲気に30代40代女性からの指示が熱いと定評です。
最近ではサイボウズ株式会社「働くママ」をテーマにしたショートムービー「大丈夫」編に抜擢され、働く母親達の共感を得て、涙腺を緩ませました。その反響の多さにTVメディアでも取り上げられ、女性の働き方、子育てと仕事の両立の課題がグローズアップされ一時期社会を賑わせました。CMのストーリーに賛否両論もありましたが、女優・西田尚美を批判するものはおらず、派手さや華美な容姿ではない為、ストーリーが胸に入りやすく、それが高じて一般の視聴者から人気を得る理由とも言えます。現在ではドラマ映画のみならず2016年には 「LIFE!~人生に捧げるコント~」新シリーズ出演し、バラエティーでも活躍の場を広げています。

次に、若手俳優の個性派を代表とするオダギリジョーの評価は高く、映画では必ず受賞しています。

『アカルイミライ』2003年
日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞
高崎映画祭・最優秀主演男優賞日本アカデミー賞

『血と骨』2005年   
日本アカデミー賞・最優秀助演男優賞
日刊スポーツ映画大賞
石原裕次郎新人賞
東京スポーツ映画大賞・助演男優賞
キネマ旬報ベストテン・助演男優賞
ブルーリボン・助演男優賞毎日映画コンクール・男優助演賞

『ゆれる』2006年
高崎映画祭・最優秀主演男優賞
日本アカデミー賞・優秀主演男優賞

『東京タワー ?オカンとボクと、時々、オトン?』2008年
日本アカデミー賞・優秀主演男優賞
東京スポーツ映画大賞・主演男優賞

他、数多数。

鈍牛倶楽部に所属タレントは、輝き放つスターのような看板役者とは言えないものの、素直にストーリーを感じる事が出来、作品の一部になる事が出来ます。それはどんな役者でも出来る事でしょうか。自己主張しない演技が出来るのは、おそらく、ここ鈍牛倶楽部ならではと言えます。