どのような場面でも、志望動機というものは必要となってきます。会社やアルバイトの面接でも、履歴書の欄に必ず志望動機を記入するはずです。

オーディションも例外なく、事務所では特に「なぜ志望したのですか?」と聞かれる機会は多いはずです。

事務所や養成所のオーディションであれば必ず聞かれるはずです。

ですが、書面による志望動機は、必ずすべて読まれるとは限りません。

私が声優事務所のオーディションを受けたときもそうですが、書いてある志望動機は当日の話題作りの一つでしかありませんでした。自己PRが生きてくるのは、書面ではなく、オーディションの場でのみだと言い切れます。

ですが、そのためには、自己PRをばっちりさせてもらえる環境を整えなくてはいけません。

そこで、書面での志望動機が必要になります。

何が得意で、何ができて、何が好きで、どうして志望したのかという事を、読みやすく、簡潔に表記する必要があります。
その欄に入る文字数にもよりますが、たしかに記入欄は確実に埋めたほうがいいです。

しかし、全員分をすべて読むとなるとかなり労力が必要になるので、冒頭だけ読んで読み飛ばしてしまう人も多いと思います。
どんな種類のものかにもよりますが、写真だけ見てポイ、なんてところもザラです。

そんな中、書き出しに全てが詰まっていて、あとは詳しい説明だけとなっていたら、自分がアピールしたい部分は読んでもらえる可能性が高くなります。

記入する上で、自分のことを箇条書きでもいいので、書き出す必要があります。

・特技
・好きなこと
・なぜ志望したか
・将来どうなりたいか
・何に自信があるか

ここで仮の人物像を使い、例文を作ります。

・特技はドラム
・好きなことはおしゃべり
・(事務所オーディションだとして)自分の憧れだった人が所属している事務所だから。有名な人を何人も排出していて、ここで
頑張れば、自分の目標に到達できると思ったから。
・人前で話したり、自分のことをアピールしたりする能力には自信がある。

以上のことを端的にまとめて例文を作ります。

「私は人と話すことが大好きです。高校時代は軽音楽部でドラムを担当し、バンドリーダーをしていたので、バンドをまとめてどんなふうにみんなを楽しませるのかを考えるのが大好きでした。これからの人生も人を楽しませてい生きていこいうと決意したので、この業界を選びました。この事務所には私が憧れている○○さんが所属していて、私が将来を決める大きなきっかけとなった人なので今回この事務所を志望させていただきました。」

ここまでならギリギリ読んでもらえるラインの文章だと思います。

これ以降は上記の内容の詳細であったり、今後自分が事務所にとっていかに有益な人材になるかなどのアピールが必要になりますが、ここでの注意点はかなり詳細まで書いてしまうと、この先の面接で自分が喋ることと、書いて有ることが一緒になってしまってつまらない結果になってしまうということです。

役者、グラビア等、種類はたくさんありますが、どんな場所でも必要になってくるのは、経験とその場の適応力と、他に差をつけられるほど輝く「何か」です。

「何か」と言うのは個人に差があるので特にこれと言ってかけるものはないのですが、例を挙げるなら「演技力」「カメラ映りの良さ」「マイクに良く声が乗る」「圧倒的表現力」「歌唱力」「衣装映えする体」「化粧ノリのいい顔」「個性的な趣味」などなど。

書ききれないほどの「何か」がありますが、皆さん一様に気づいてないだけで持っているものもたくさんあります。それがキャラとなるか、非常識な人間となるかは、扱う本人次第となってきますが、磨けば光るものばかりです。

ぼんやりとしたビジョンのまま、虚実を書き連ねた志望動機など、誰がどこからどう見てもバレてしまいます。自分が将来何になりたいかはっきりもしてないのに受けたオーディションで受かる確率などほぼ無いに等しいです。

よっぽど見目麗しいか、声や滑舌がキレイで、発声も完璧である等の、即戦力となる強みがなければ通ることもできないでしょう。

スカウトなどは別ですが、自分が行きたくて通る道なので、しっかりとした目標と、ゆくゆくはどうなっていきたいか。それにおいて自分はどういうところが強みであるか、どういうところが今後伸びしろであるかという将来のビジョンがはっきりしていることが合格の鍵となります。

中途半端な気持ちはすぐにばれます。

養成所に入るのは割りとかんたんです。

今の世の中、お金を払うこと前提であれば、面接などもありますがよっぽどのことがなければ入れるところが多いでしょう。

ですが、その先に向かうことができるのは、自分の最終目標がしっかりと決まっている人だけです。そのための道のりをしっかり描けていて、それがあまりにも無計画なものでなければ、必ず受け入れて貰えます。

漠然と「やりたいから」では動けません。

明確な目標を持って、まず自分を解析して、どうなっていくか、どうしていくかを動機の内容に踏まえて書く、もしくは自己PRの場面で伝えれば、確率は格段にアップします。