今年に入ってからテレビでよく見かけるようになった女性芸人といえば、ブルゾンちえみの名前が一番にあがると思います。R1グランプリという芸人が一人でネタをする年に1度の大会の決勝にも進出していました。その彼女のインパクトはやはり、格好や化粧の仕方です。ネタを一度でも見たことがある人はわかると思いますが、エキゾチックでどこか外国人受けのしそうな化粧。日本では濃いと思われても仕方がないようなのに、なぜかそれが若い女性に受けており真似をしてSNSなどに投稿している人もとても多いです。見た目だけではなく、話し方や仕草などもとても今までにいたことのない女芸人です。一人でやっている、いわばピン芸人ですが彼女は2人の後輩芸人ブリリアンを従えてネタをします。

一番有名なのは、キャリアウーマンという設定で白黒のワイシャツを着て、タイトで短いスカートをはいてセクシーに歩いてきますが、あまり細くなく長くない足なので、さらに笑いをそそります。そして、曲がかかると上から目線で後輩に恋のアドバイスをしていきます。この世界には男が何人いると思う?と問いかけ、35億とささやくようにつぶやきます。迫ってくるブリリアン、ここではwith Bと呼ばれておりその二人が迫ってくるのを、さもいい女のように押し倒して避けて行きます。その二人の背の地肌に書かれており、ワイシャツを脱いで真剣な顔で後ろを向くのがなぜかくすっと笑ってしまいます。

そして、35億あと5千と男はこの世にたくさんいるのよ、と言っています。最後にwith Bの足に足を組んで座って35億を言って終わりです。ただ、35億と何度も言っているだけなのにも関わらず、なぜか笑ってしまいます。その自意識過剰な、意識高い系といわれる女性をそこまで美しくない、パンチのある外見の女芸人がするのが笑いをさらに増長させています。

また、最近ではいろいろなバラエティー番組に出演しています。そのときにwith Bを出演者の有名男芸人やアイドル、または大物俳優にさせたりと様々な人の振れ幅を広げさせて、視聴者を楽しみにさせています。普段見せないような人気の芸能人も参加しやすく、また楽しめる。ピン芸人では昨今あまりみられない斬新な芸風を持っています。

彼女がネタで使っている曲というのは、オースティン・マホーンというアメリカ人男性歌手です。彼は元々自分の歌っている姿をYoutubeにあげていました。それを見た学校の人たちは笑いものにしたといいますが、彼は気にせず続けていき、次第にファンがついていき2012年にはデビューすることとなります。彼はドラムが好きで、ギターやピアノを弾くこともできます。そんな多彩な彼は日本にもたびたび来日しています。来日前には自身のtwitterでつぶやき、ファンを大いに楽しみにさせてくれます。ジャスティンティンバーレイクやマライアキャリーといった、歌声に定評のある歌手を尊敬しているためか、オースティンの歌も20代の深さとは思えない歌い方をしています。

オースティンの曲がブルゾンちえみのネタで使われることとなったため、一気に注目度があがりました。この曲は彼女がYoutubuでよくいろいろなアーティストのミュージックビデオを見ていたときに、この曲Dirty workを発見しました。このミュージックビデオはオフィス設定であったため、このような感じのネタがしたいと、先に音からミュージックビデオの映像の雰囲気などのイメージでネタを作りあげて行きました。ブルゾンちえみはとても語呂や言葉数を気にしています。しっかり入念に検討しています。最近ではぐんと知名度を上げてドラマの出演もしています。その際にはネタと違い、化粧が薄くなるため本人は恥ずかしがっています。また、彼女がネタで使用しているためか、その曲の知名度が上昇し音楽界にも影響を与えています。オースティン本人がブルゾンちえみに対して感謝を綴っているtweetがされています。

ブルゾンちえみの人柄としては、よくテレビでも言われているとおり、今までにネパール人3人と付き合ったことがあると発言しています。またアルバイトの影響からか、ネパール人とインド人との見分けができます。どちらかというと、海外の方面に興味があるためか海外セレブのやっかみや言い合いなども好んで見ていると話しています。海外の化粧の仕方は、日本人の堀の浅さでは浮く人が多いです。それを研究し、ネタとして採用する。それが、受け女性が真似するようになってきました。また、英語検定も持っているため海外志向が強いです。また、化粧だけではなくどこか日本の古風さを感じさせるおかっぱテイストの髪型も、その海外テイストな化粧との見事な組み合わせで受けています。真っ黒な髪と太く書かれたアイライン、濃い口紅。できなさそうでできてしまう、そのなんとも真似してしまう彼女の魅力が、人気に火を注いでいます。