演劇ワークショップは星の数ほど存在し、主宰者によってそのカラーもやり方も、そして教え方もかなり異なります。それだけあれば、自分にあったところも見つけることは可能ですが、反対に自分には全く合わないところも存在します。それをどのようにして見極め、自分にピッタリなところを見つけていくか、初心者はその選び方を知っておくことが大切です。

大事な要素として講師の質

演劇ワークショップを主宰する講師といっても、色々な人がいます。

誰もが知っているような講師もいれば、知名度は低いけど演劇界では有名な人、指導力には定評のある人などがいる一方、演劇部の延長線上のことをしている人や独学で学んでいる人など、そもそも講師自身があまり場数を踏んでいない人、名門のところで研究生として在籍はしていたものの、大した実績はない人など、本当に様々です。

教えるにあたって信用できる人なのか、信用に値する根拠が備わっているのかなどを見極める必要があります。見極めるポイントとして、現時点で演劇などの仕事をしているかどうかがポイントです。

その講師にどれだけの実績があったとしても現時点で何が求められているのかを知らなければ、的確なアドバイスを送ることはできません。もちろん、どの時代であっても通用するものというのは存在しますが、それを教えるのはむしろ当たり前であり、プラスアルファの部分まで教えられるかを見なければなりません。

中には、アドバイスを求められたら自分で考えろと突っぱねる講師もいます。確かにすべてを聞いてるようでは厳しいですが、自分の考えがあり、その考えは果たしてどうなのかを尋ねることは決していけないことではありません。にもかかわらず、それに答えられず、しかも自分で考えろと突き放すのでは、何のために講師をしているのかわかりません。講師が偉そうにしている場合は基本的にこの傾向にあるため、注意が必要です。

ワークショップに参加した人の声があるかどうか

良くも悪くもワークショップに対する感想というものは誰しもが持ちます。この先生のおかげで演劇に目覚めました、活を入れてくれ自分自身変わりましたという人もいれば、あんなところに行かなきゃよかった、金だけとられて結果として何も学べなかったという人もいます。いい意見悪い意見どちらもあるようなところは、それだけ講師と受講者がぶつかり合うところであり、学ぶところもかなりありますが、何もないようなところは多少問題があると考えたほうがよさそうです。

講師自身が出演者として出ていると、お手本として見せてくれるだけでなく、自分ならこのようにするというものを見せ、熱を込めて言ってくれます。ワークショップといえども妥協しないような人は本物であり、お金を払ってもらってるから適当なことを言えばいいという人ではそうしたことはできません。

ワークショップの体験で確認しておくべきコト

見学などに行く場合に注目したいのは、受講者の顔、態度です。

見るからに楽しそうにやっている人はそれだけ充実しており、この時間を無駄にしないようにしようというものが伝わります。講師に食らいつくようについていく場合もプラスの印象を与えます。しかし、あまりに稽古場が静かなところは活気もなければ、楽しそうに熱を込めて取り組もうとする熱気もなく、講師自身もそのことに何とも思っていないため、いいワークショップとは言えません。

本当にいいところであれば、毎回大勢の人たちが参加し、学ぼうとします。受講者がギラギラし、根拠のない自信を持った人が多く、あいつには負けないぞという空気感があります。いずれにしても、熱気のあるところを探すことが最も大事なポイントです。