一言で「演技」と言っても、様々なものがあります。

ドラマや映画での演技、舞台での演技、アニメや洋画の吹き替えなどの声優の演技。

舞台での演技はたくさんの役者たちと演じるものもあれば、1人で何役も演じなければならない一人芝居もあります。

声優での演技は声だけで演じるのはもちろんですが、1つの作品に何役も担当する場合もあり、声の演技だけで違った人格を演じなければなりません。

そういった演技を求められる俳優を目指すのであれば、実際にお芝居の練習をするだけではなく、教本を利用して勉強することも大切です。

まずはここから!入門編

 

「俳優になりたいあなたへ」(ちくまプリマー新書)鴻上尚史著

俳優とは何か、俳優になるにはどうしたらいいか、演技はどうやってやればいいのかなど、俳優を目指している人のためのガイドブックです。

他にもこういった俳優修行の本で有名なものはあるのですが、難しくて途中で投げ出してしまう人もいます。

しかしこの本は新幹線の中で著者の鴻上氏と高校生の会話というドラマ形式で書かれており、とても読みやすくなっています。
高校生に向けて書かれていますが、俳優を夢見ている全ての人におススメな1冊です。

「俳優修行」第1部 第2部(未来社刊)スタニスラフスキー著

演技について勉強しようと思ったら、必ず読んでおいたほうがいいと言われている本です。

著者であるスタニスラフスキーは俳優であり、演出家であり、演技指導者でもあり、感情に刺激を与えリアルで自然な演技ができるようにする訓練法であるスタニスラフスキーシステムを確立した人です。

スタニスラフスキーシステムは、演劇界や映画界に大きな影響を与えており、現在活躍しているハリウッドスターなども、スタニスラフスキーシステムや、それを基にしたメソッドを勉強しています。

俳優修行にはそのスタニスラフスキーシステムについて書かれています。

とても分厚い本なのですが、物語形式で書かれているので読みやすく、リアルな演技を求めるならぜひ読んでおいて欲しい本です。

演技の前にまずは基礎を固めよう!

「NHK日本語発音アクセント新辞典」(NHK放送文化研究所)

俳優やアナウンサーなど、人前で話す仕事を志すものとして、まずは正しい日本語を話せなければなりません。

新しい言葉が増えたり、アクセントが変わったりと時代とともに変わっていくのが日本語です。

「NHK日本語発音アクセント辞典 新版」を18年ぶりに大改訂したこの辞典はそんな変わりゆく日本語を分かりやすく教えてくれる現代のアクセント辞典です。収録語数はなんと7万5000語。

俳優を目指すなら必ず持っておきましょう。

「日本語の発声レッスン 俳優編」(新水社)川和孝著

俳優を目指す人だけではなく、プロの俳優にも愛用されている発声・発音のレッスン書です。

基本の日本語発声から、アクセントやイントネーションの練習により表現力をつける方法、俳優を目指す人には欠かせない大切なことが書かれています。

アナウンサーや俳優なら必ず練習する「外郎売」の他、例文や練習例も多く掲載されているので、滑舌の練習にはとてもいい本です。

表現力を身につけたいなら!

「表現力のレッスン」(講談社)鴻上尚史著

容姿やファッションだけではなく、表現力でかっこよくみせることができる!そんな表現力を学ぶことができる1冊です。

自分の体の感覚を自覚することや、声や体全体を使った表現力の鍛え方を20のレッスンを通して教えてくれます。

1人でレッスンする方法だけではなく、複数でやるレッスンが多いので、同じ夢を持つ仲間と一緒にやるのがいいと思います。
魅力的な表現力は練習すれば誰でも身に着けることができます。

外見だけではなく内面からも魅力的な人間になれたら、きっとステキな演技ができると思いませんか?

魂を揺さぶる演技を身につけよう!

「演技者へ!―人間‐想像‐表現」(晩成書房)マイケル・チェーホフ著 ゼン・ヒラノ訳

著者はスタニスラフスキーの弟子であり、俳優であり、演出家であり、演技指導者のマイケル・チェーホフ。

彼が演じる役は、とても同じ人物が演じているとは思えないほど、キャラクターへの変身に優れていたと言われています。

スタニスラフスキーシステムは「過去の経験を掘り起こしてアプローチしていく」方法ですが、マイケル・チェーホフはそれを更に進化させ、想像力からアプローチをかける「心理身体的訓練」を生み出しました。

彼の俳優としての実績を基に、訓練方法、役へのアプローチ方法、キャラクターへの変身など、実践的な内容が満載のこの1冊。

最初は難しいかもしれませんが、何度も読み返していくうちに、俳優としていろいろなものが高まってくる内容になっています。

声だけで演じるには!

「基礎から始める声優トレーニングブック」(雷鳥社)松涛アクターズギムナジウム監修

俳優としての仕事の中に「声優」というものがあります。

動作や仕草などが目に見えない分、声だけで演技できる俳優にならなければ声優の仕事は成り立ちません。

声優としての基礎体力作りから、声の基礎作り、正しい発声法、様々な声を使い分ける方法、表現力などを習得していきます。

1人でも、仲間同士でもトレーニングできる内容で、写真やイラストを使い、分かりやすく解説してくれているので声を使う仕事をしたいなら、ぜひ読んでみることをおススメします。