『なぐり』は演劇や舞台で主に用いられる用語であり、これは一般的に金槌と呼ばれるものに似た、くぎを打つ大工道具のことを指しています。

この用具は、松の枝をおろして葉を落とした状態をさす「なぐり」に由来を持っており、以前は強度の高い松の木を素材として作られていたのではないかと考えられています。

この道具の主な特徴としては、金槌との形状な違いが挙げられます。なぐりは柄が特に長く、金具で頭と柄の部分を留めた造りとなっています。

柄を長くすることでより少ない力で大きな威力を発揮できるようになり、くぎをより簡単に打つことができるほか、くぎ抜きとして利用する際も小さい力で容易に作業することができます。

また、頭の部分がくさびではなく金具で留められているのは、大きな力がかかった際も、ぶれずに安定して道具を使用することができるようにするためとされています。

演劇や舞台は、大掛かりなセットを素早く組み立てたりばらしたりする必要があるため、それに用いる道具もこのように効率的に作業ができるような造りになっているのです。

なぐりの他にも、演劇や舞台で使用されている道具を知ることで、よりその世界の楽しさや奥深さを感じてみてください。

演技に関する教本一覧

メジャーな演技に関する教本をまとめて紹介しています。

心を動かす演技をするために読んでおくべき教本