本来、エチュードとは、音楽の世界で「練習曲」といった意味で使われています。しかし、舞台・演劇用語として使われるエチュードとは、即興劇のことを意味します。

台本を用意せず、場所、場面、人物の性格などだけが設定されて、役者達がそこに即興で動作や台詞を創り出して演技していくことがエチュードです。

演劇の学校の授業や、ワークショップなどで勉強のために行われることが主ですが、芝居の役をより認識するために、稽古の初期の段階で行われることもあります。

とても自由度の高いところがエチュードの特徴ですが、その反面イメージを膨らませること、相手の動作や言葉などを柔軟に受け入れることができなければ非常に難しいです。逆に話が広がり過ぎて収集がつかなくなってしまうこともあります。

しかし、エチュードによって、喜怒哀楽の表現力が鍛えられ、役に対する感情移入や、肉付け、を行うことができるので、役者達が大きく成長する重要な稽古の1つでもあります。万が一、本番で台詞を忘れてしまった時など、アクシデントが起きてしまった時にどうやって乗り切るか、といった時にもエチュードでの経験が活きてくることがあります。

プロの役者でも好き嫌いがわかれるエチュードですが、冷静になって取り組むことで、役者としての可能性が広がります。

演技に関する教本一覧

メジャーな演技に関する教本をまとめて紹介しています。

心を動かす演技をするために読んでおくべき教本