エプロンは「apron stage」を意味し、劇場で観客に向かって弓弧状にせり出した正面舞台の部分を指しています。

イギリス「エリザベス朝」時代の劇場によく見られた舞台形式で、その前に立つ俳優から見た場合エプロンのように見えたことでこう呼ばれるようになりました。観客との距離が近くなることから、より一体感を演出することが出来ます。「張り出し舞台」と同義ですが、オペラ・バレエなどの洋物の演目に対応した舞台ではエプロンという呼称を用いられることが多くなります。

またオペラやバレエではオーケストラの演奏者を配する「オーケストラビット」が舞台と観客の間に作られます。一段低くなっているケースが一般的で、床が可動式になっているものもよく見られます。オーケストラを使わない演劇では、オーケストラビットの床をせり上げたり、フタをすることでエプロンとして利用できるようになっている劇場も見られます。

オーケストラビットの高さを観客席と同じに設定すれば客席を多く設けることも可能です。逆にオーケストラビットが設営されていない劇場で臨時にエプロンを設営する場合では、観客席の最前列が通常より後方にズレてしまうこともあります。

演技に関する教本一覧

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心を動かす演技をするために読んでおくべき教本