演劇や舞台用語の二日目芝居という言葉はあまりよくない言葉として使われています。

通常、演劇や舞台をする際、その初日に向けて十分な稽古や準備をして初日に臨みます。その際には緊張感も高まりますし、出演者だけではなく舞台を陰で支えてくれる美術や音響、照明などの裏方さんも緊張しているものです。多くの場合、このような緊張感は良い緊張感として観客の人たちにも受け入れられ、公演の初日で演劇などの完成度は高くないかもしれませんが、演者の緊張感なども相まって好意的に受け入れられることが多いです。

しかし、初日が終わってその緊張感から解放されると、時には少し気が緩んでしまいミスが出たり、演者も少し観客に余分なアピールをしようとするよくない余裕が出てしまったりすると、観客にとっては締まりのない舞台になってしまうことがあります。

このような印象を持たれてしまった舞台や演劇などを二日目芝居と呼んでいます。

充分な準備を重ねて積み上げてきたものが、少しの余裕や観客の思わぬ反応などで安易に変えてしまうとその舞台全体の印象に影響が及んでしまうことがあるのです。何事にも初心を忘れずに、緊張感を維持しながら行いましょうという戒めにもなる言葉といえるでしょう。