舞台や演劇で使われる、半畳を入れるという言葉は半畳を打つとも言い、元々は歌舞伎から生まれた言葉です。

この半畳鵜を入れるというのは、江戸時代、芝居を見ようと入場料を支払った人たちに入り口でござのような敷物を渡していたり、入場料を支払って劇場内にいる人たちに劇場の係りの人が売っていた敷物のことで、大きさが畳の半分ほどだったことから半畳と呼ばれるようになってきたものです。

また、この敷物を売っていた劇場の係りの人を半畳と呼んでいました。この半畳の敷物は、舞台で芝居が行われている時には敷物として使われていましたが、芝居の内容が面白くなかったり、下手な役者や気に入らない役者がいる時には、今風のブーイングに似た使い方をし、舞台や役者めがけて半畳の敷物を投げつけていました。最近の舞台や演劇では、舞台がつまらなかったり、役者が下手だったりしても、昔のように半畳の敷物のようなものを投げつけるようなことはほとんどありません。

昔は、つまらない芝居をすると目の肥えたお客から、半畳を投げつけられてダメ出しをされるので、下手な芝居はできませんでした。舞台では、役者は半畳を投げつけられないように上手な芝居や面白い芝居を心がけ、お客は役者の演技を細かい部分まで見てどうなのかを決める勝負の場になっていました。