早替えとは舞台や演劇においての演出方法の一つで、衣装などをとにかく早く着替えて、舞台から消えた後にすぐに違った衣装などを着て舞台に現れ、観客にアピールする方法です。

特に歌舞伎の世界では一人の演者がたくさんの役どころを演じる手法がとられることもあり、古くから行われてきた演出方法です。そして、その技術は徐々に進歩してきています。

以前は最も簡単な方法としてはマジックテープなどで衣装をすぐ脱げるようにして、その下に次の衣装を着ておくなどの基本的な方法でしたが、現在では1本の糸を引っ張るだけで裏返しに衣装が入れ替わったり、すぐ脱げるようになっていて、時には舞台上で演者がはけることなく、ほかの出演者で短時間隠して、あっという間に早替えが完成してしまうような演出もよく見られるようになっています。

しかし、その準備は大変で舞台裏などに多くの人が着替えやすいように服を準備して待って居たり、演者が奈落などを走り抜けたりと入念な稽古が必要です。場合によっては舞台に鳥かごという演者が早替えするための場所をあらかじめ作っておくこともあります。観客にとってはより早く、そしてより大きな演者の衣装などの変化があることで、より演劇や舞台にひきつけられます。