どんな演劇・ドラマにも場面転換がありますよね。テレビなら編集でどうにでもなりますが、お客さんの目の前でまさに今演じる舞台では、場面転換もお客さんの前でやらなくてはなりません。その転換には、お客さんの目の前で見えるように行う「明転」と、照明を落として見えないよに行う「暗転」があります。ここでは「暗転」について説明します。

舞台の照明を落とし、真っ暗な状態で行う「暗転」により、物語の場面変化や時間変化がはっきりとわかるため、演出効果は高まります。しかし、あまりにも暗転が多いとお客さんの中には集中力が切れる!という方もいます。演じる側も気を付けなければならないことが多いのが特徴です。明るかった舞台上が突然暗くなるのですから、当然視覚的にとても不安定になります。したがって舞台稽古では、「暗転稽古」というものを別に行います。暗い中での転換の稽古をスタッフ・キャストともにきちんと行うことで、事故を未然に防ぐよう努めているのです。

もし演劇を観に行く機会があれば、場面転換に注目してみるのも楽しむ方法の一つではないでしょうか。演劇とは脚本や演者の演技だけでなく、場面演出や場面転換もかなり重要な役割を担っていることに気づけるはずです。

演技に関する教本一覧

メジャーな演技に関する教本をまとめて紹介しています。

心を動かす演技をするために読んでおくべき教本