緞帳、読めますか?どんちょうと読みます。読み方がわかれば何のことかわかる人も多いのではないでしょうか。緞帳とは演劇などの舞台と観客とを仕切り、準備中の舞台などを観客が見えないように仕切る幕のことです。舞台の開幕を告げる合図にもなります。

大きなコンサートホールなどで子供のピアノなどの発表会や子供対象のコンサートではステージの始まりに大きな幕が舞台の上に引き上げられていくところを見たことがある人もいると思います。あれが緞帳です。

基本的には上下に動いて操作するものを指して緞帳と呼んでいましたが、現在ではあまり厳密な決まりはなく、左右に開いて舞台を開ける引き割り幕なども同じように緞帳として扱われることもあるようです。緞帳はやや形式ばった、厳格な印象を与えることもあって、人気バンドのコンサートなどでは最近は使われないことも増えてきているようです。

非常に大きな布で製作には時間と労力がいりますし、そのホールの象徴となりえる舞台では重要なものなので西陣織や友禅織など高級なものや、観客を楽しませる目的で図柄などに凝ったものも多く見られます。また、非常に重いためメンテナンスもしっかり行わないと思わぬ事故につながってしまうこともあります。