舞台や演劇用語のひとつである裏方とは、舞台の引幕を境としてそれよりも奥で働いている演劇の関係者を指し、俳優は裏方に含まれません。

具体的な裏方のお仕事は、大道具方や小道具方、衣装、狂言作者、かつらの専門職である床山、囃子方、頭取、楽屋口番などがあります。

この囃子方のお仕事は、器楽の演奏や掛け声で能の雰囲気づくりに積極的に参加しますので、単なる伴走者ではないという特徴があります。

頭取は楽屋の取り締まりをする役割があり、楽屋口番は、楽屋の入り口にある下駄箱の管理から楽屋の鏡台前の電球や備品の管理、荷物や手紙の保管といった役割があります。また、舞台の照明や音響を担当している演出面に携わっている人も裏方に含まれています。

さらに、舞台を創造する演出家に協力してその演出家の意図を舞台や演劇に実現させるために、芸術や技術などのあらゆる角度の管理をし、稽古の立会いを行う舞台監督も裏方に含まれます。

このように、舞台や演劇用語である裏方は、華やかに演劇が上演される背後に存在し、直接観客の目に触れることはありませんが、表立たないところで演劇の創造を支えて陰で実質的な仕事をしている重要な役割の人々のことを表す用語です。

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