ウルヴァリン:SAMURAIと言えば、マーベルのXメンシリーズの中の登場人物であるウルヴァリンが主人公となっている作品で、何より日本人の登場人物が他の作品に比べても多い点等が特徴の作品となっています。

ただ、実際にその作品を見てみると、あれ、こんなに下手な人が声優をしているの、と思ってしまった人も居るかもしれません。

ウルヴァリン:SAMURAIに関しては、日本人の俳優で出演している方は、ご自身で声優を担当されています。

ただ、自分の体や表情を使って演技する俳優と、声だけで表情など様々なものを表現する声優では、イントネーションや感情の入れ方等も違ってしまいます。
だから、俳優の方がいつも通り自分の演技の時の様に声を当てたとしても、凄く下手そうに聞こえてしまうと言う現象が起こりかねません。

これは、俳優やタレントで凄く魅力的で演技力が高いと評判の方でも、声優として映画やアニメ作品等に声を当てると一気に違和感を感じてしまう場合があります。

実際にウルヴァリン:SAMURAIで主人公ウルヴァリンや他の登場人物を担当されている声優の方を見ると、昔から様々な作品で声の担当をされている方々が勢ぞろいとなっています。

つまり、それだけいくつもの作品に出演しており、さらにその作品の登場人物に命を吹き込んでいたと言っても良いでしょう。

その為、実はウルヴァリン役の方等の声に関しては、下手だと言う評価をする人はまずいません。

そもそもそれを生業としている人なので、ごく自然にそのキャラクターに声を当てる事が出来るようになっているし、自分の声を自在に操って感情を上手に表現できているからです。

ウルヴァリン:SAMURAIで下手だと言われているのは日本人の俳優の方で、ご本人の声を当てている方々です。

とは言っても全員では無く、中にはとても上手だった、自然な感じだったと言われている人も居ます。

では、下手だと言われていた方々も、本当に酷過ぎたのかと言ったらそうとは言い切れません。通常の演技を見る限りではそれ程酷いと言う訳ではないし、何よりその人の雰囲気を上手に出す事が出来ています。

しかし他の上手な声優の方型の演技の横では、どうしても棒読みの様に聞こえてしまうし、何より感情が全くこもっていないように聞こえてしまうのです。

この現象を起こしてしまっているのが、主人公やその他の声をされている方々の演技力があまりにも高すぎると言う事です。

例えば、テストの点数出70点を取った場合、平均点が75点のテストであれば、他の人よりもちょっと低い程度と思う事ができます。ではそのテストが80点だったらどうでしょうか。たった5点しか平均点は上がっていないのですが、平均よりも結構出来ていない様に見えてしまいます。

どれだけ良い出来だったとしても、また問題が無いと判断された出来だったとしても、周りがすごすぎると上手には見えないし、色あせて見えてしまうのです。
特に周りの人の演技力が高ければ高い程、そのコントラストははっきりとしてしまい、より違和感を感じて下手だと聴衆に思わせる事に繋がります。

つまり、ウルヴァリン:SAMURAIの声がどうも棒読みであまり感情移入されていないと感じた人が多かったと言うのは、反対に他の役者の方の演技力があまりにも高すぎた、と言う事と取る事ができます。

100点の出来の人ばかりが居る環境では合格点程度の出来ではどうしてもその技術力の差が露見してしまいやすくなるからです。

ただ、反対にウルヴァリン:SAMURAIの声を当てている方が皆素人だったらどうでしょうか。アクションシーン等も全て棒読みとなってしまうと、作品の魅力が激減してしまいかねません。

つまり、その作品の魅力と言うのはどういった声を当てているかと言う事によっても大きく左右されると言えます。