番組の企画や構成を仕事とする放送作家は、テレビやラジオ業界を夢見る人にとっての憧れです。そんな憧れの存在に自らもなる為には、業界に関わり実績を積み重ねチャンスを掴む必要があります。

例えばADなどで下積みを積み、声が掛かって放送作家の道を歩むケースも少なくありません。最初は番組構成に興味がなかったのに、挑戦してみたら面白くて何時の間にかハマっていた、そういう羨ましいケースも存在します。

一方では番組の募集コーナーにハガキの応募を続ける、ハガキ職人をルーツに持っている人もいます。これは継続的な努力の賜物ですが、本人は好きでハガキを送り続けた結果、何時の間にか番組に対する影響力を増していたというケースです。企画に参加してみませんかと声が掛かるので、特定の番組が好きで応募コーナーもある場合は、この方法で夢の実現を目指してみるのも良いでしょう。

放送作家になるには?

放送作家になる方法ですが、実は正解や王道と呼べるものはなく、人によって千差万別なのが実情です。

ただそれだけ入り口は豊富にあることを意味しますから、業界や番組関係者に近付ける方法であれば、何でも挑戦してみるのが得策です。

一般公募への応募でチャンスの獲得を目指すやり方

応募でチャンスの獲得を目指すやり方では、応募できる番組のコーナーに兎に角片っ端から参加する方法が使えます。

数を撃てば当たるといった所ですが、案外悪くないアイディアの一つで、上手くいけば憧れが現実に近付く結果に結び付きます。

この方法においてポイントとなるのは、必ず同じペンネームで一貫して応募を続けることです。

また応募をすれば内容は何でも良いというわけでなく、頭を使ってハガキを読んだ人の心に残す点が重要となります。

最終目的は放送作家になる一点ですが、業界関係者に興味を持ってもらえなければチャンスも何もありません。テレビの視聴者やラジオの聴取者に存在感を表し、一目置かれる存在を目指すのも良いアイディアです。

ハガキの応募数が増えれば、番組内で取り上げられる確率は上がりますし、やがて番組好きで熱心なハガキ職人だと認められます。面白かったり興味を惹く投稿があれば、それは一参加者ではなく、制作者側のタマゴとして見られる可能性が高まることを意味します。

一般的に放送作家は、他の人にはない発想やアイディアを形にする能力、そして企画を計画的に遂行する責任感が問われます。学生時代は自分なりに架空の番組を企画してみたり、文章力を磨いて伝える技術を高めるのがおすすめです。

実在の芸能人を出演者に見立て頭の中で台詞を言わせる、あるいは面白い話の展開を考えて、最後にオチを付けるのも技術の向上に役立ちます。学歴が問われる仕事ではないので、必ずしも大学を卒業する必要はありませんが、経験を積む意味で卒業しておいても損はないでしょう。むしろ様々な経験が企画力や番組の構成に繋がる、そう考えれば他の人がやっていない経験や、経験そのものの数が将来の財産となります。

海外旅行や留学は異文化の刺激が得られてプラスになりますし、あえて極貧生活に身をおくことで、面白さに繋がるアイディアが出るかもしれません。大切なのはどのような人物像になりたいかで、どうすれば近付けるかを常に考え続けることです。テレビやラジオが好きで業界に入りたいなら、放送局に入社してチャンスを窺うのが良いでしょう。

直ぐに憧れの職業に就けるわけではありませんが、経験や横の繋がりを増やすことができて次に繋がります。入社までは考えていない人も、制作会社のアルバイトで制作に参加して雰囲気を感じ取ってみることをおすすめします。

現場の人は何を大切にしているのか、どういった段取りや手順で番組を作り上げているのかが分かるチャンスです。

放送作家の養成学校

もう一方では放送作家の養成学校に入り、そこで実力を高めて卒業すれば、芸能事務所所属という形で制作に参加できます。お笑い事務所なら舞台の脚本や構成なども任されるので、番組を作る為に必要な技術力の向上にプラスとなります。この仕事は任せられるチャンスがとても貴重で、みすみす逃してしまえば後に続かず可能性が途絶えかねません。

そうしない為に、現場で働く現役の人に弟子入りするといった選択肢も一考の余地ありです。実際に番組を企画したり芸能人と関わっている人は、口から出てくる言葉の一つ一つに重みがあります。

業界の険しさを身をもって理解していますから、時には厳しい言葉も出てくるでしょうが、そのような人に弟子入りできれば大きな一歩に変わります。

いずれの方法で夢を目指すにしても、まずは名刺代わりとなる作品を書き上げることが必要です。

量より質が重視されますが、少なくとも10本は書いてストックしておくのが理想的です。自信を持って人に見せられる作品の完成は、1本1本が実力を高める経験値になります。作品を見せてと言われても堂々と見せられますし、面白いと認められれば制作に参加するチャンスが得られます。

経験を積んで思い浮かんだアイディアを盛り込み、何度も書き直して書き上げた作品こそが武器になるのです。

入り口自体は多くチャンスも転がっているので、後はチャンスを掴み成功させる為の努力が重要です。